12月13日、おかさんのおじいちゃんが永眠されました。

享年88歳、米寿を迎えての素晴らしい人生の幕引きでした。


この事をおとさんなんかが書くのは、とてもおこがましいことではありますが、

愛すべきおじいちゃんとウチの家族との事を、少しだけ書かせていただこうと思います。


長くなりますが、しばし手を休め、お読みいただけると幸いです。




おとさん方のおじいちゃんは、父方母方とも早くに他界されていないため、

おとさんは “おじいちゃん” への印象をあまり持っていません。

だから、おかさんのおじいちゃんは、おとさんにとってはとても新鮮なものでした。


背筋はピンとまっすぐで姿勢が良く、いつも着物姿のおじいちゃん。

居間の定位置にデンと座って、イチローの活躍をテレビで楽しむおじいちゃん。

なんか虫メガネみたいなので、写真とかを覗き込むように見るおじいちゃん。

ピラミッド型のヘンな音声式置き時計を愛用するおじいちゃん。

お酒は嗜む程度だけど、呑む人にはどんどん勧めるおじいちゃん。

孫や曾孫を相手にするときは、すぐに目尻が垂れるおじいちゃん。


そして、おばあちゃんの事が大好きだったおじいちゃん。




おとさんは、そんなおじいちゃんが好きでした。

ずっとおばあちゃんと寄り添い、いつでも手をつないで歩くふたりの姿。

その姿を見るたびに、いつかは自分たちもこうありたい、とよく思いました。


おとさんとおかさんの目標だった、おじいちゃんとおばあちゃん。


結婚するまで、そんなおじいちゃんとずっと一緒に暮らしてきた、おかさん。

その悲しみは、おとさんが分かってあげられるような単純なものじゃない。


とっても辛いよね、寂しいよね…


でも、おとさんもちゅぱおもちゅぱみもいるよ。

あなたの家族は、いつでもあなたの傍にいるから。

だから、いつものように元気になってね。




ちゅぱみをおじいちゃんに会わせることができたのは、お宮参りのときの一回だけ。

結果的におとさんがおじいちゃんに会ったのも、その時が最後になりました。

抱っこをしてもらうことはなかったけれど、曾孫娘の顔を見せてあげられて良かった。


ちゅぱおは、生まれたときからおじいちゃんのお世話になったよね。

お風呂にも入れてもらったり、抱っこされたまま一緒に寝たり。

おじいちゃんも、曾孫を目に入れても痛くない状態だったのではないだろうか…


告別式の時、ちゅぱおはちゃんとおじいちゃんに “ばいばい” ができました。

必ずするわけじゃない、ちゅぱおの気まぐれ “ばいばい” 。

だけど、ちゃんとすべき時にできたことが何より嬉しかったです。


よくできました、ちゅぱお。とっても偉かったよ。




告別式を終えた夜、おとさんの夢の中におじいちゃんが来てくれました。

夢の中でも寝室で寝ている場面だったので、夢とは思えないほどリアルでした。

でも、おとさんの知っているおじいちゃんの顔ではなく、若かったように思います。

「孫たちを宜しく頼みますね」 と言われたので 「はい」 と答えました。

一瞬、ちゅぱおとちゅぱみの事かと思いましたが、よく考えたらおかさんの事ですよね。

たしかに生前、「曾孫」 という言い回しはほとんど口にしなかったから、

孫=おかさんなんだけど、ちゅぱおとちゅぱみの事も含まれていたのかも知れない。


他にもいくつか言葉を交わしました。本当に夢だったのか今でも不思議です。

中でも 「20年に一度、鬼が来るから気をつけなさいね」 という言葉が強く残りました。

随分先の話だけど大切な啓示だと思うので、忘れず肝に銘じようと思います。


そんなおじいちゃんは、夢の中で笑っていました。




おとさんはおじいちゃんに、特別何かをしてあげることはできなかった。

“してあげる” とはまたおこがましい話ですが、そんな自分の足りなさを痛切に感じます。

こんなおとさんで、すみませんでした。


おかさんは大丈夫。ちゃんと 「おじいちゃん孝行」 ができていたよ。

孫の結婚式、曾孫の誕生、親子四代の日々。

孫、曾孫からの幸せの風は、ちゃんとおじいちゃんに届いたはずだから。

きっと自慢の孫娘だと思ってくれていたよ。


おかさん、今は涙の日々だけど、きっと笑顔になれるからね。




そしておじいちゃん、心配しないでね。

おとさん、おかさん、ちゅぱお、ちゅぱみは明るく元気に頑張ります!

これからもずっと幸せの風を、おじいちゃんに送ります。


本当に、本当によく頑張ったおじいちゃん。

これからは好きなピアノを弾いて、愛犬ジーンと若菜と一緒にの~んびりしてね。


おじいちゃん、心からありがとう。