8月10日(木)~11日(金)
微弱ではあるが、定期的にお腹が張る。どうやら前駆陣痛らしい。
これは翌土・日を越え、週明けに陣痛本番か? との気持ちがはやる。

8月12日(土)~15日(火)
おとさん、会社お盆休み。
この休みのときに都合よく陣痛が来るとスゴイね、とふたりして話すが、
お腹は張るものの、無難に休みを消化してしまう。

8月16日(水)
お盆を迎え、ちゅぱみ出産予定日。しかしサラッと通り過ぎる。

8月17日(木)
動きがなく、妙に静かに過ごす。
いや、これは大きな波が来る前兆なのでは…なんて予想をするふたり。
予想では、生まれるのは明日18日(金) だった。

8月18日(金)
夜から朝まで、ずっとお腹が張り続ける。
前駆陣痛から一週間、ついにきたか! きましたか!!

まさしく予想どおりと、はやるふたり。

午前4時半に、ふたりで起きて時間を計る。
しかし10分間隔だったり、7分だったり、5分だったりとまちまち。
お腹の張りも、ちゅぱおの時と比べると弱いようだ。

産婦人科に電話をいれる。
もう少し様子をみてから、という対応。また、先生が朝8時まで不在との事。
5時から8時までの3時間。その間に本格的な波が来るかも知れない。

大丈夫なのか? と寝ずの晩で様子をみる。
しかし、特に大きな変化なし。

午前8時過ぎに産婦人科に行く。
結果は 「1cmしか開いてないから、まだまだですね」 だった。

8月19日(土)
まだまだという結果を受けたからか、ちゅぱみ落ち着く。

8月20日(日)
夜中の午前2時過ぎ。おとさん、おかさんに起こされる。

「ちょっと痛いから一緒に見て欲しい」 というおかさん。
一緒に時間を計る。5分間隔でお腹が張り、痛みの時間は約1分。

これ、きてるんじゃないか?

もう2、3回計って、変わらないようだったら電話しようと決める。
結論を出すのは午前2時半だ。

おかさん、お腹の張りをもう一度計る。
おとさん、着替えと荷物をまとめる。
ちゅぱお、まだ熟睡中。

確実に5分間隔。しかもこれまでと痛みの度合いが違う、とおかさん。
時計の針は午前2時半。間違いなく陣痛なので、産婦人科に電話を入れる。

おかさんが今のお腹の状態と痛みを伝えると、
「5分間隔!? あらら、今すぐ来てください!」 という返答。

おとさん、入院準備を揃え、ちゅぱおを起こす。
…というよりも、こっそり抱きかかえる。

おかさん、痛みが強いので部屋中を歩き始める。歩くと痛みが和らぐようだ。

玄関を出るときに、ちゅぱお起きる。まだ外はまっくら。

しかし黙っている。まったく泣かず騒がず、静かなちゅぱお。
どうやら1歳8ヶ月ながらに、異変を察知しているようだ。

車に乗って、午前2時50分、産婦人科に到着。
LDR室に通され、さっそく先生に診てもらう。

「まだ2cmしか開いてないから、けっこう時間かかりますね」 との事。

ちなみにちゅぱおの時は、夜の9時に入院し、翌朝5時に生まれた。
8時間耐久バトル! あの長丁場の記憶がよみがえる。

しかもあの時、ちゅぱおは予定日どおりで3000g程度だった。
今のちゅぱみは予定日から4日過ぎ、3200~3300gに達している。

大丈夫か、おかさん!?

このタイミングでおとさん、産婦人科の外へ。
おとさんのおかさん、そしておかさんのおかさんに電話を入れる。

夜中の3時に、待望の陣痛報告。
恐らくお昼前には生まれるだろう、と話す。

まだバトルは始まったばかり。
お腹の子もそうだが、おかさんの身体が心配でならない。




長いので、続きは追記で。


LDR室に帰ってくると、おかさんが背中の少し下、腰の上あたりに
注射をうってもらっていた。

どうやら無痛分娩の麻酔注射らしい。

今回は無痛分娩にする、とおかさんは前々から決めていた。
下半身麻酔で出産時の痛みを極力抑えるのである。
といっても、ゼロになるわけじゃなく、痛みは軽く感じるそうだ。

また、バルーンなるもので子宮口を広げる補助も行うとかなんとか。
ちゅぱおの時と違い、いろいろと出てくるなぁ。

午前3時半。その状態で横になり、麻酔が効くのを待つ。

ちゅぱお、知らない場所の知らない部屋で戸惑っている。
とても寝られる状態ではない。

そこにおかさんのおかさんが到着。

おかさんは麻酔が効き始める前に、
何やらケータイで点滴やら機材やらの写真を撮っている。

この後に及んでアップするネタを撮る、というおかさん。
その根性、恐れ入ったよ。ずいぶん余裕あるじゃん (笑

午前4時。ちゅぱお、眠たいのに寝れず。

この状況下で寝れそうもないのは分かっている。
でも、寝かしつけてあげたいのが親心。
1歳8ヶ月の子を夜通し起こそうとはどうしても思わない。
翌日に響いて辛いのは親ではない、その子本人だからだ。

おかさんの麻酔が効き始める。
おとさんは手を握り、励ますことしかできない。

ちゅぱお出産時は、それこそ背中や腰をさすり、何かと力になれた。
でも今回は産婦人科が3人態勢+下半身麻酔。

あまりあれこれと気張るとこが無いので、手を握るだけのおとさん。
それでも、おかさんを励まし続けた。

ちゅぱおがぐずり始めたので、おかさんのおかさんが外へと連れ出す。
車が好きだから、車を見せれば気分も変わるだろう、ということだ。

午前5時。まだわずか1時間足らずで、子宮口が全開となり、
お産の準備は万端となった。え? まだ入院して2時間だぞ??

無痛分娩だからか、ちゅぱお出産時に比べ、おかさんに余裕がある。

もちろんおかさんが全力なのは確かだが、恐らく全力疾走の時間の差だ。
前回のように、8時間かけたヘトヘト状態での長距離走出産ではなく、
一気に走りきる短距離走出産、というと分かりやすいだろうか?

母子ともに安全で、しかもおかさんに余裕があるのが一番いい、と思った。

そして、あっという間に生まれました。



8月20日 AM 5:13 3320g

ちゅぱみ誕生。




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入院から出産まで、2時間半かかりませんでした。
これが経産婦の力なのか!?

出産後、おとさんすぐに抱っこさせてもらえました。
ちゅぱおの抱っこに慣れたからか、ちゅぱみの軽さにオドロキ!(^^

ちゅぱみ、キミのことをずっと待ってたんだよ。
頑張って生まれてきてくれて、ありがとうね。

そしておかさん、ちゅぱみを生んでくれてありがとう。
これからは家族4人、賑やかに幸せな家庭を築いていこうね。

ちゅぱおも夜通し、本当にごくろうさん。
妹と仲良くしてあげてね。


以上、おとさんから、ちゅぱみ出産報告でした。