去年の年末。
予定よりも早く生まれるんじゃないか、と言われ続けたちゅぱお。
11月に実家へと戻ったおかさんは、今か今かとおなかをさすり、
東京に残って仕事をしていたおとさんは、それは気が気じゃなかった。
12月22日頃じゃないか? いやクリスマスに生まれるのでは?
おとさんが会いに行くのは、12月30日。
さすがに出産に立ち会うことはできないだろう、…と思っていた。
しかし、予想は次々に外れ、一向に出てこないちゅぱお。
12月30日、飛行機では都合のいい時間がどうしても取れず、
5時間半ほど新幹線に揺られ、一路おかさんの下へ。
それはとても長い5時間半だった。
おとさん、久しぶりにおかさんに会う。
おなかはさらに大きくなっていたが、陣痛はまだとの事。
そこで、久しぶりにふたりだけでのんびりと夕食へ。
このまま年を越しちゃうんじゃないか? って冗談を交わした。
早く出てきてくれればいいのにね、ってふたりして笑った。
夕方6時、食事の帰りに海を見に車を走らせる。
もう日は沈んで夜だったけど、それでもふたりで海を見た。
“ふたり” 家族での最後のドライブ。
その後、おかさんの実家へと向かう。
着いて、居間でみんなでゆっくりし始めた夜8時。
突然、陣痛が始まった。
おとさんがこっちにきて、まだたった3時間しか経っていない。
誰もが口々に言った 「おとさんが来るのを待ってたんだよ」 と。
入院から出産まで、それはまさに嵐のようだった。
恐らく生涯で一番の頑張りをみせたおかさん。
生まれた瞬間、「痛いのが消えた!」 といったおかさんの顔を、声を
おとさんは一生忘れることはないだろう。
12月31日 AM 5:40 2996g
ちゅぱお誕生。
フタを開けてみたら予定日どおりだった (^^
恥ずかしがり屋で、もじもじして出てこないのか、
寝ぼすけさんで、寝こけていて出てこないのか、
なんて思っていた、おとさんがバカでした。
おかさんとの夕食、海へのドライブ、ふたりだけの会話。
そんな素敵な時間をちゃんと作り、実家についてからの陣痛。
そう、生まれる前からとても親思いな子だったのです。
大晦日に生まれた我が子、ちゅぱお。
ほとんどあきらめていた君の出産にも立ち会うことができて、
本当に嬉しかったよ。
ありがとうね、待っててくれて。
そして今年の12月31日、大晦日。
ちゅぱお、満1歳になりました。
一升餅とちゅぱおくんのツーショット!
一升餅は、おとさんのおとさん、つまりはおじいちゃんが、
孫を思って買ってあげるのだと決めているらしく、
兄夫婦の子も、弟夫婦の子も、おじいちゃんに買ってもらったそう。
そのウチの家系の掟にならい、
我が家の子も買ってもらいました (^^
がんばれ! がんばれ!!
一升餅を一生懸命に背負い、一生の幸せを願う。
おとさんとおかさんが、ずーっと見守るからね♪
また、バースデーケーキは、クリスマスケーキといっしょに、
12月に入ってからすぐに予約しました。
いろんな店であれこれと見て回って迷ったけど、
やっぱりまだ食べられるわけじゃないんだから、
とにかくフルーツが多いものにしよう! と決めました。
おいしいイチゴがたっぷりですよ!
やっぱこれしかないっしょ! もうイチゴ祭りですよ!
これだったらちゅぱおも楽しんで、三人いっしょに食べれるしね。
ちゅぱおはイチゴだけだけど。
これから毎年、大晦日は誕生日。
年越しそばとバースデーケーキ。
これって食べ合わせいいのだろうか??
ナゾだ…(苦笑
まぁ~とにもかくにも、
ちゅぱお、お誕生日おめでとう!
来年もヨロシクね。